ガスプロテクトコート - ストライプキルト for WOMAN

ブログをご覧の皆様こんにちは。東急プラザ銀座店の桐山です。
本日、10月13日(金)より発売のガスプロテクトコート - ストライプキルトをご紹介いたします。女性に向けてミリタリーウェアの魅力についても触れていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。

ガスプロテクトコート - ストライプキルト / GAS PROTECT COAT - STRIPE QUILT
Item No. 80470800102
Colour. Green / Khaki
Size. 6 / 8

40年代イギリス軍の耐ガス用ガスケープを基にデザインされたアイテム。オリジナルはカモフラージュが加工により特殊なピンク色になっていることから"ピンクカモ"と呼ばれてます。

特徴的なフロントのドットボタンの間隔。これは、すぐに着衣・着脱できるように考えられたディテールです。そして全身を覆うように長いデザイン。オリジナルのケープは、背負っている装備品ごと羽織れるような機能性を持たせていました。胸下の小さなポケットは、ドットボタンを外すことでマチが生まれ、ある程度の量を入れられます。このようにオリジナルのディテールが沢山盛り込まれています。
FLAG SHIP STOREの今さんのブログも併せてご覧ください！本にしてほしいくらい詳細です。

左：Green / 右：Khaki

そして、もちろん素材もこだわってます。表地は、コットンナイロン素材。硫化染めと呼ばれる加工を施しています。硫化染めは、摩擦による堅牢度が弱いです。しかし、ナイジェル・ケーボンにとって、これは決してマイナス要素ではありません。むしろこの特徴を活かし、同系に退色していく経年変化を楽しめるように工夫されてます。裏地は、ウェザークロス素材。リバーシブルで使うこともできますし、襟元や袖口から裏地が見え隠れするのもデザイン性に富んでますね。

ストライプキルトが施されていますが、キルトと言っても中綿は入っていません。中綿の入っていないキルト…意味があるの？と思いますが、これがめちゃくちゃ面白い。着用と洗濯を繰り返すことで裏地のウェザークロス生地が縮み、キルトが立体的になるという仕組みです。ここでもマイナスに受け取られがちな縮みを利用した、私たちの何手先も読んだデザイン設計となってます。

ハリのあるコットンナイロンは、軽くて薄手でありながらAラインの膨らみを綺麗に保ってくれます。裾辺りの少し丸みを感じるフォルムがナイジェル・ケーボンらしいですね！

ごく最近、女性にもミリタリーウェアが浸透してきていますが、より身近に思ってもらうために補足を入れますと、"ナイジェル・ケーボンの洋服はレプリカではなくデザイン性に富んだもの"だということ。時代背景や当時の機能性は残したまま、現代に昇華させています。

ミリタリーというのは、女性の魅力を更に引き出してくれるウェアだと私は思います。シックなスカーフやドレスと合わせてミリタリーの雰囲気を掻き消すことができるのは、女性にしかできないファッションなので。おまけに語ることもできるウェアっていうのは魅力的ですよ。

桐山