《Nigel Cabournの名作スウェット》20.5OZ JERSEY

2023.09.30

いつもNigel Cabournをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。吉祥寺店の遠藤です。

アウターウェアのデザイン、クオリティが高く評価され、今に至るNigel Cabourn。
現在ではアウターウェアの他にも世間的にも名作と評価をいただき、多くの人に愛されるアイテムも増えてきました。これも日頃よりご愛顧いただいているお客様、生産に携わっていただいている方々のおかげです。心より御礼申し上げます。

Nigel Cabournのスウェットの名作と言えば"20.5OZ JERSEY"。
人気カラーのGreyがこのたびリニューアル、そして待望の新型"CREW NECK"が発売となります。

Nigel Cabourn

50’S パーカー - 20.5オンス / 50’S PARKA - 20.5OZ
Item No. 80470020040
Colour : Ivory / Grey / Charcoal Grey
Size : 42 / 44 / 46 / 48 / 50 / 52 / 54

Nigel Cabourn

50’S クルーネック- 20.5オンス / 50’S CREW NECK - 20.5OZ
Item No. 80470020045
Colour : Ivory / Grey / Charcoal Grey
Size : 42 / 44 / 46 / 48 / 50 / 52 / 54

Nigel Cabourn

40’S ミリタリースウェットパンツ - 20.5オンス / 40’S MILITARY SWEAT PANT - 20.5OZ
Item No. 80470050040
Colour : Ivory / Grey / Charcoal Grey
Size : 28 / 30 / 32 / 34 / 36 / 38

一挙に3型、店頭、ONLINE STORE共に展開スタートです。

そして...遂にGreyが”杢”になりました！
この40年代から50年代のヴィンテージウェアに見られた杢調を出す為に、何度も何度も試作を繰り返したそうです。その中で素材の黄金比なるものを見つけ、この風合いを出すことに成功したのだとか。勿論、そのレシピや生産工程などは企業秘密ではありますが、ここに至るまでに相当な苦難があったようです。

この出来には生産をしてくださっている工場担当者の方も驚いていたと言います。

Nigel Cabourn

画像左が従来のGrey。そして右がリニューアルされたGrey。
やはりこの杢調が加わることでグッとヴィンテージ感が増しますよね。

既に従来のGreyのアイテムをお持ちの方もこれは買い直しが必要ですね。私は全型、買い直しを予定していますw

Nigel Cabourn

ここで改めて20.5OZ SWEATについて。

70年代初頭に製造された旧式のアズマ編み機。現代において通常、使用されている編み機に比べ、ゆっくりとしたペースでしか編み立てることができない為、この編み機を使用するメーカーは殆どないと言います。
この"ゆっくり速度を落として編み立てる"ことにより、スウェット素材特融のふっくらした風合いは更に増し、尚且つコシも強い他に類を見ない生地感が完成します。

そして驚くほどの保温性を持ち合わせています。
この厚みとコシの強さによって実現した高い保温性は、着用した際にとてつもない安心感を与えてくれます。

Nigel Cabourn

そしてPANTとPARKAに加え、待望のCREW NECKがこのたび登場！
数年前からリクエストしていましたが、この生地に合う納得のいく型がようやく完成。

50年代のトレーニングウェアがベースとなった本製品の特徴はネック部分の"前Vガゼット"。
ガゼットは汗止め、伸縮性の向上の為に取り付けられたディテールです。主に30年代から60年代のヴィンテージスウェットに見られるディテールで、それ以降はコスト削減や生地の発展により姿を消していきます。
ガゼットには"両V"と"前V"が存在し本製品は50年代頃の前Vをベースにしています。

また、取り付け方にも二通りあり、こちらははめ込み式。
首元をV状に切り取り、リブをはめ込みます。はめ込み式は伸縮性の向上を主目的とし製造されました。もう一方は貼り付け式。文字通り上から生地を張り付けます。こちらは汗止めの為と言われています。

スウェットというラフなアイテムですが、実はかなり奥が深いのです。
これを機に調べてみるのも面白いと思いますよ。私も改めて勉強してみます。

Nigel Cabourn